あずきのばあばの、のんびり日記 aitata520.exblog.jp

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還暦をすぎて突然始めたPC生活。半年でブログ開設の暴挙です。どうなることやら・・・


by あずきのばあば
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おもしろうて やがて悲しき








又吉直樹『火花』読了!

面白かったですよ



バラエティ番組とかで たま〜に又吉が饒舌になる時がありますね
例えば 太宰の話になった時とか
あんな感じの語り口でノンストップで話が進んでいきます
関西弁も演出効果を上げる要素になっています


特別なストーリーがある訳じゃなく
主人公「徳永」が勝手にリスペクトして師匠と崇める人物「神谷」
この二人が『笑い』を好き過ぎるあまり苦悩するのです

「笑い」と「苦悩」は結びつきそうもないけど
突き詰めれば突き詰める程「笑い」が苦しみに変わるのです
特に「神谷」は、限りなくボーダーラインに居て 危うい人間に見えます


困った事に「神谷」のイメージが ある芸人さんに被ってしまって
最後頃はもう私の頭の中では その芸人さんと又吉の話になってしまいました(笑)
先入観を植え付けたらいけないので敢えて誰かは書きません

たまに家族の切ない話とか挿入してるけど それさえも「笑い」になります

ほぼ、お笑いバカ二人のやりとりですけど
作者、又吉の女性観はこれか?と感じる箇所もありました

井の頭公園とか吉祥寺とかの名前が頻繁に出てくるのですけど
田舎者の私は「グーグーだって猫である」の印象しか持たないので
二人が井の頭公園のベンチに座ってる場面を想像すると違和感を感じてしまいました(笑) 
でも物語のテンポは 群ようこの「パンとスープとネコ日和」と同じようなテンポです


とことん優しくて 他との接触が苦手な二人
親しくない仕事仲間との飲み会で 雰囲気に溶け込めずにいる主人公になぜか共感した場面です

<僕は全ての輪から放り出され、座席でも通路でもない、名称の付いてない場所で一人立ち尽くしていた。>
<僕は何なのだろう。>

こんな時に 師匠、神谷の
<気づいているか、いないかだけで、人間はみんな漫才師である>
という言葉を思い出し救われるのです



<生きている限り バッドエンドはない>
箱根の花火大会で始まった話が、同じ箱根の花火大会で終わります
思わず、プッと吹き出したり、ほろっとしたり、一気に読んでしまいました
もし機会があれば読んでも損はないと思います(笑)




私は同じ題材で今度は「神谷」を主人公に彼の目から見た二人の関係を読んでみたいと思いました








056.gif
すぐに映画化とか言われそうですけど これは映画にもドラマにもならないかな?!
心理描写が多いので 脚本家と役者選びで頓挫しそうです





Commented by ニャンえもん at 2015-08-15 09:24 x
ばあばさんのブログを拝見していていつも思うのですが、ばあばさん、本当にボキャブラリーが豊富で文章力があって素晴らしい!
ばあばさんの感想を読んだだけで情景がちゃんと浮かんできます♪
読解力も表現力も優れているって証拠ですよね!
ばあばさんのおかげで又吉先生の火花、もう読まなくても大丈夫になりました~(笑)
ってウソウソっ(笑)
今は忙しくて読めないけれど、その内に必ず読みたい一冊であります♪
Commented by pinyarin at 2015-08-15 10:41
私もニャンえもんさんと同じで、「火花」という小説の雰囲気がよく分かり、読まなくてもほっこりしました^^
「生きている限り、バッドエンドはない」──いい言葉ですね。
良い小説が受賞されて、本当によかったなと思いました。
Commented by juni38 at 2015-08-15 10:54
ばぁばさん、読むの速い!
もう読み終わったのか・・・
本の紹介も上手だし(笑) よさげに思えてきた!
Commented by shino0129 at 2015-08-15 13:00
「火花」を「花火」と読み間違える事もありましたが、花火出てきた(笑)
しかも箱根なんですね!きっと芦ノ湖だ~!
私も読んだ気になりましたよ(笑)
やっぱり本をたくさん読まれる方は、表現力が豊です(*´ω`*)
貧相な発想力しかない私(泣)
太宰治の話をする度に、お墓参りをする又吉(先生)って素敵です!

Commented by CarolineIngalls at 2015-08-15 13:18
話題の本と知りながらも、読まずに終わるのかなと思っていたのですけど・・。
皆さんが仰られてるように、私もばあばさんの書評マジックにすっかり魅了されました~(笑)
ばあばさん、すごい!
ばあばさんの読後の感想を読んでたら、すっかりひきこまれちゃって。
是非読んでみたいと思っちゃいました♪
しかも、井の頭公園や吉祥寺が頻繁に出てくるんですね~。
井の頭公園は、最近は行ってませんけど
小さい頃に父に連れられて、よく行った場所なんですよ。
箱根も、家族旅行で何度も行きましたしね。
更に読みたくなってきてます^^
Commented by pinochiko at 2015-08-15 16:31
もう読まなくてもいいかも。
っていうくらいこの書評に引き込まれたしまいましたよ。
上手いねぇ〜。
次回作も期待できるのかな?
メディアはワーワー取り立てますが、それにとらわれないで
細く長く作家活動も続けて欲しいですね〜。
Commented by canomama at 2015-08-15 18:01
ヒエ~!もう読んだの?
「感想文」上手いな~パチパチ!!
コメントもちゃあんと読んで行間の気持ちも察して書いてくれるものね(^_-)-☆
ばあばちゃんの感性の豊かさはどっから来たのかなって時々思う(^^ゞ
早く読もっ!!
一できる人は二も三もできると常々思っていて、
彼はこないだのテレビで俳句も絵手紙も披露してたけど、
素晴らしかった!!
Commented by space-mocomoco at 2015-08-15 18:15
ばぁばさんの読書感想文!!
他の方もレビューも読みたくなってしまった!
とりあえずAmazonレビューを覗こう!(←本を読め!って感じですがw)
Commented by じろはは at 2015-08-15 21:13 x
師匠の神谷は、いったいどの芸人さんとかぶったのか
気になる~o(≧▽≦)o
ほろっとするところもあるんですね~。
すごく参考になりました~♪♪レビュー、ありがとうございます~!
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 05:49
★ ニャンえもんさん、おはようございます♪
ニャンえもんさんは褒め上手だから、調子に乗っちゃうよ〜(笑)
ただのおしゃべり好きな、ばあちゃんですから!
ニャンえもんさんが、ゆっくり本を読めるようになるまで、まだまだ時間がかかるさ!
今は楽しい老後のための準備期間だね(笑)
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 05:53
★ pinyarinさん、おはようございます♪
そう言ってもらえてくすぐったい気持ちです(笑)
でもありがとう。
「生きている限りバッドエンドは無い」
pinyarinさんには特別な意味で響いたのかもしれませんね。
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 05:57
★ juniさん、おはようございます♪
フフフ♪良さげに思えるように書いたからさ!(笑)
最近は小説の一気読みが出来なくなってたから久しぶりなんだよ。
2〜3ページですぐに寝ちゃって、ちっとも進まないからね(笑)
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 06:01
★ shinoさん、おはようございます♪
アハハ、箱根も花火も出てきたね(笑)
本が好きと言うか、活字が好きなの!
新聞でも広告でも活字大好き♪
トイレに新聞持ち込みは、私には当たり前だからね(笑)
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 06:05
★ キャロラインさん、おはようございます♪
いやいや!皆さん褒めすぎですよ。
でも、無駄じゃなかったら嬉しいです(笑)
そうそう!私にとっての井の頭公園って、キャロラインさんみたいな おっとり素敵な女性がのんびり散策しているイメージなの♪(笑)
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 06:10
★ pinochikoさん、おはようございます♪
pinochikoさんに褒められるなんて、もしかしたら私は本物か?!(笑)
違う違う!そんなこと無いって!!(笑)

そうだよね、一時的な物に踊らされずに、どんどん書いて、それこそ本物にならないとね。
って、仮にも芥川賞をもらった人に言うことじゃ無いけど(笑)
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 06:17
★ canomamaさん、こんにちは♪
暇人ですからぁ〜♪(笑)
それでも久しぶりに一気読みしたよ。
canomamaさんに褒めてもらって、木でも何でも登っちゃうよ、私!(笑)
あっ!それ私も見た!「プレバト」でしょ。
俳句は特に光ってたねえ!
canomamaさんが言う様に、一芸に秀でた人は何をやっても 
ソツなくこなしてしまうんだね。
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 06:25
★ mocomocoさん、おはようございます♪
夏休みと言えば、読書感想文でしょ♪(笑)
私もAmazonのレビューはよく参考にするよ。
自分の都合のいい様に解釈するけどね(笑)
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 06:39
★ じろははさん、おはようございます♪
後でじろははさんだけにこっそり教えてあげる(笑)
イメージが固定されても知らないからね(笑)
そうなの!笑いながら泣きたくなる様な描写が良かったよ。
Commented by kyokocat at 2015-08-16 07:53
ばぁばさんの読書感想文を読んだら読みたくなっちゃいましたよ!
これ、そのまま本屋のポップにも使えそうです。

笑いが苦しみに変わるのも、笑いに真剣に取り組む職業だからなのかもしれませんね。そういえば、ちょっと違うのですが、笑いと泣けることって紙一重みたい的なことを東野圭吾もどこかで書いていた気がします。意外と感情って全部つながってるのかもですね。
Commented at 2015-08-16 07:58
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 08:44
★ kyokocatさん、こんにちは♪
作者はお笑い芸人さんと言う話題性もあって出版数が早くも200万冊を遥かに超えたんだって!
こういう風潮には真っ先に乗っかるのが私です(笑)

確かにどっちも人間の素の部分が出る感情だから似てるのかも。
泣き笑いという言葉があるくらいだものね(笑)
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 08:48
★ 鍵コメ07:58さん、こんにちは♪
本当に彼女には感謝しています。
責任感のかたまりだね(笑)
アハハハ♪優先順位の高いことから片付けてるとそうなっちゃうよね(笑)
Commented by jyuri-woman at 2015-08-16 15:49
私もミーハーで文藝春秋を買いました。
『火花』は面白くて一気読みしましたよ。
言い回しが時々、あ~太宰治っぽいって所ありますよね。
そして登場人物の『神谷』が、
千原兄弟の『千原せいじ』に思えてしまい、
読んでいる間ず~っと、千原せいじの顔がちらついてましたww
   
Commented by tarohanaazuki at 2015-08-16 20:51
★ jyuri-womanさん、こんばんは♪
面白かったよね♪

あ〜ぁ〜、言っちゃった!!(笑)
私も一緒(笑)
哲学的アホ具合が千原せいじソックリだよね(笑)
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by tarohanaazuki | 2015-08-15 09:09 | Comments(24)